Producer’s Voice
「サメを通じてペットと飼い主の幸せに貢献したい。」
「サメを通じてペットと飼い主の幸せに貢献したい。」
株式会社石渡商店 代表取締役社長
石渡 久師 Hisashi Ishiwata
―なぜ石渡商店でペット事業を始めようと考えたのでしょう。
サメや生鮮カツオ、メカジキなど水揚げ日本一の漁獲量を誇る気仙沼に弊社は立地し、鮮度の良いお魚や魚介類が目の前
にあります。サメの加工に半世紀以上従事しておりましたが食品加工の技術や鮮度の見極めをもっと活用できないかと考え、
産学官で構成される気仙沼水産資源活用研究会で研究を行い、サメのペットフードの可能性を探ってまいりました。
サメは人間向けのアンチエイジングを目的とされ活用される、コラーゲンやコンドロイチンはじめサメ肉の高タンパク、
低脂質、低糖質と、とても魅力的な天然素材です。
そこで、全ての部位に最大限の価値を与える持続加工な事業を推進することを念頭に、素材の鮮度や処理法の研究を怠らず、
徹底した安全安心で不要素材を入れない商品作りをする事でワンちゃんたちの食づくりに貢献したいと思いました。
―これまでに苦労した点を教えてください。
フカヒレ専門店としてプロ向けの業務用商品から一般消費者向けのスープや姿煮を製造し販売してまいりましたが、東日本
大震災にて工場の全てを失いました。それからの日々は前に戻ることなく前進し地域と共に復旧、復興を成し遂げようと
事業を推進してまいりました。ペット向けの商品を作ることについては、当地方では食品の工場でペットフードを作ること
が出来ませんでした。専用の工場や周辺の方々への周知やご理解も必要でしたが多くの方々にご賛同頂き、法律や厳しい
基準などを乗り越えて、構想から8年でヒューマンレベル(原料、製造、保管)での工場が完成し自分たちで作る
ワンちゃんのご飯作りがスタートいたしました。
―品質管理や製品をつくる上でのこだわりを教えてください。
・必ず新鮮な素材を使用し加工技術を生かした人がヒューマンレベルの商品作り。
・必ず素材の鮮度や処理法を熟知、徹底した安全安心で不要素材を入れない商品作り。
上記は弊社ペットフード部門の基本方針です。「鮮度の良いものを適切な加工で」「不要なものは入れない」を徹底し商品
づくりをしています。飼い主様にとって我が子のような存在であり、同じものを長く食べる傾向にあるワンちゃんにはより
新鮮で良いものを提供したいと考えております。
―今回、気仙沼に工場とドッグランも建てられたのは、なぜですか?
新鮮な原料をわざわざ長距離で運ばなくとも、気仙沼には目の前に新鮮なお魚があります。
それであれば市場に近いところにペットフード工場を作り、お客様に届ける事が出来ればそれが一番の美味しさだと考え
ました。また、作る現場や作る人と触れ合う事が出来れば自分たちの魅力を発信できると考え工場の隣にドックランを
設置致しました。どちらも初めての試みで試行錯誤が続きますが、地元の皆様やパートナー企業の皆様にご指導、
ご協力頂きながら少しづつ成長しております。
―今後、uminopetではどのような展開を予定されていますか?
おしゃれで可愛く、楽しく、安全で健康的なペットフードを提供し、食事による健康と未病を推進しペットと飼い主の
幸せに貢献したいと考えております。
お魚や魚介類にはまだまだワンちゃん達にとって役立てられることがあると思います。
これからも様々な方との出会いやご縁を大切にご指導いただきながら喜んでいただける商品づくりをして行きたいと
思います。また、地元気仙沼にワンちゃんと共にお出かけが出来るスポットや飲食店など、飼い主と共に楽しめる
コンテンツを充実させていきたいです。このドックランを一つのきっかけとして頂き、海岸での散歩や美味しい食事や観光、
飼い主様とワンちゃんがニコニコ歩いている世界を夢見ています。